秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

      霊のパーキング

 勝手に言わせてもらいます 自分 変わったと思

うんだ 俺のボケかな? イヤ変わった

何かひとつ夢があれば 笑って居られる

きっと悲しみを拭い去ってくれるだろう 

 走り抜ける 片道三車線道路 コルベッド

そいつを追い駆ける ドゥカティモンスター 二台

とも 真っ赤だ パーキングに入った

コルベッドから女が降りてきた

ドゥカティからは 三十も半ばだろうか男がヘルメ

ットを脱いでいる

 元気そうね まぁね 膝のボルトが鳴いてらァ

私の方は コルベットね 下のトルクが凄いの

それで あんな走りに… なるのかい…?

缶コーヒーを飲みながら 俺にはドゥカティがある

四輪には、興味ない コイツがある

男は、くわえタバコで笑っていた

この時代にこれだとは 二台とも走り去っていった

このパーキングには、二台の霊が出ると言う…

真っ赤なコルベット 真っ赤なドゥカティ