秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

     俺と彼女とバイク

あいつが、逝っちまって もう 何年かな

 久しぶりにエンジンに火を入れた

小気味好い 空冷弱発のエンジン音

海岸通りを流して来るかな…?

バイクは、危険な乗り物 寝言を垂れるな 最初か

ら分かっていたこと 恐けりゃ乗るな 口をツン出

すな コイツは、いい走りだ イカしてるぜ

いまじゃ 俺にも可愛い彼女が出来てさ

どれだけ 苦しい時間が流れたろうか

 苦しくて下を向いていた

逃げてる自分に 気がついた 逃げる訳にいかない

まだまだ これから 苦しいのは これから

時として開放の雄叫び 独りぼっちなんだと吠える

 俺、終わったな そう 思った時に彼女が、背中

で泣いてくれた

忘れたようで 忘れきれない俺がいた

彼女と二人きり 生きていこう バイクもね 

俺、独りじゃ駄目だけど二人なら乗り越えられるさ

弱虫だけど 強くなる 強くなれるさ

俺と彼女とバイクの日に