秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

       残された家族

殴られても 殴られても 立ち上がる…

蹴り倒されても 蹴り倒されても 倒れない

誰もが 彼を馬鹿だと言う

馬鹿が馬鹿じゃない 陰口を叩かれても関係ない

拳をまともに喰らった 鼻が鼻が曲がった鼻血が

止まらねぇ ふっ 笑いが止まらねぇ

 アイツは、ボクサーカブれのチンピラさ

ソイツが 自分の親かと思うと 溜息しか出ないよ

俺は、拳を三回 折っている

痛みは、まったくと言っていい程 無かった

馬鹿は、相手にしない そう決めたんだ

拳のキズ跡 身体中の傷跡…

何とも 思っちゃいないさ 俺のオヤジだものな…

仕方ねぇよな 何もない人生なんてありはしない 

 しかし 近頃、静かで穏やかな時が 流れる

よっしゃ いっちょ バイクで走るかい

家族…? 何だそりゃ…?行き場もねぇ

 こんな 息苦しい場所には居たくねぇ

頑張ったけど駄目だった 十九歳の昼の頃…