秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

 ちょうど こんな冬の 終わりの頃だったな

どこへ行くともなく ふらついていた…

 3丁目の角を曲がった所で お前は タバコに火をつけ 近くのコンビニエンスまで…

 缶コーヒーにタバコ 俺たちは、夜空を見上げて

先のコトを語っていた お前は、ニコニコしてたな

 俺は、まだ 先のコトは 考えていなかった…

結局、女とバイクやクルマの話しに

 しばらく 話すと お前は くわえタバコで歩きだした 相変わらずの ボンバーの 革ジャン…

 少し離れた街で 働くと言う 連絡は、いらないと言う

静かに していたいのかもな 俺もタバコを吸った

 俺の革ジャンは、シングルライダース…

何か 探さなきゃな俺も…

それから 5年 お前は、俺に会いに来てくれた

 小さいながらも 鉄工所の社長さんだそうだ…

何も 見つかっていない俺に くわえタバコでニカッと笑って

 “これからさ…” の一言 正直 嬉しかった…

まぁ のんびり やるさ

 不思議とこのときも 冬の終わりだった

心地良い風に吹かれて バイクを走らせたんだ