何も見えない 何も聞こえない 何も感じない お前が、この街を出ていって 感じられないものが増えた お前の温もり お前の温もりが全て 時を削り取るのに 消えた お前が大きすぎる 俺のガラクタで街中 走り回ろうか クラブマン初期型 何とか トコトコ走る お前…

見かけによらず ワイルドなのね この人通りの中で 無理矢理キスするなんて しばらくの間 抱き合っていたね 私は、心の中で 悦んでいたわ でも アンタは 私を突き放すように バイクで家の前まで送ってくれた 帰る前、手を握り合って キスをしてお別れ ある日…

こう見えても 笑ってなけりゃいられん！ どう見えてんじゃ ただのアンポンタンです あれやこれやと 面倒くさい事ばっか 人間関係なんて糞食らえ！ 笑い飛ばせればよ ゴキゲンなんだけどよ ま、俺みたいな 半端者が言葉にするもんじゃない 俺は、自分でバカな…

俺の噂が広がっている 垂れ流してやがる この俺が、あんな女と寝たなんて 勘弁してくれよ あんなの 趣味じゃねぇや 興味すら沸かねぇよ 消え失せろ 近寄るな 俺には、可愛いAngelが居るのさ バイクの後ろはAngelの指定席さ 変な、噂が入り込む隙間はどこにも…

俺は、フラレてばかりだ 理由はカンタン クルマの免許を 持っていないからだ 二輪じゃ バイクじゃ 駄目なんだって あれじゃ駄目 これじゃ駄目 うるせぇ 第一印象は、悪くないってコトだな 一次試験は、突破して二次試験だな… ま、何にしても 二輪じゃ通用し…

過ぎ去った昨日を 今日と言うナイフで 傷だらけに 傷だらけに 傷つける… ナイフは サビ落ち ブレードは 刃こぼれ 過ぎ去った昨日にも 美しい日々はあった ギラギラの太陽の下 彼女と浜辺にいたこと 夕陽を見ながら バイクでタンデム 彼女を部屋に送って ひと…

梅雨が明けた頃、バイクで走る お気に入り 黒いタンク 真っ黒カラー 黒いSUZUKI ひとりで走る 海に向かって 走らせよう 海が見たい 太陽の光が サンサンと降り注ぐ 真夏の海だ どこまでも青く 空には入道雲 海岸線を流している 置いてきた彼女のコト もう 戻…