秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

    今日の始まりに夢を見る

 何も無いねってキミは、呟く まだ 何も始まっちゃぁいないよ いつだって そうさ シーズンは移り変わる 四ツのシーズンたち…

 遮二無二、歩き続けて ここで一服タバコをフカす 持ち歩いてるのは いつもの 缶コーヒー

 柄にもなく伸ばした 無精髭 人生を細かいことを気にして生きていけない 

 自分の中の弱さに 気づいたとき 何やら 腹が立つやら照れ笑い 今までの情けない 人生たちよ

思い切り その手で オレの頬を打て 他人のせいにしてきた 自分の惨めさを笑え…

 苦しい自分の姿 痛みに歪むオレの顔を

ここまで 裸足で歩いてきた 誰かにすがりたくて

今までのオレを許してもらいたくて

結局、それは自分の弱さだったと 夜風に吹かれて

夜空の星を眺めて タバコをフカして バーボンを流し込む 三杯目を飲み干せば 生き返るぜ

 こんばんは、お香をしたい気分さ 落ち着くんだ

子どもの頃 書道の先生が教えてくれたこと

今、鏡に映った 無精髭のオレの顔を笑っちまえ

今まで真面目に生きてきた 理由でもねぇが…

あちらこちらと足を踏みはずして来たわけじやない

 もう一度、海に行こう 自分を取り戻しに

キミに会いに行こう ケータイに連絡をして行こう

朝方、海は静かで青かった 浜辺に人影が見える

キミがTシャツとジーンズで歩いてくる

こんな風に会えるなんて オレは苦笑い

キミは、はにかんで笑っていた…