秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

      ある日の午後

咽び変える日曜の午後

彼は、ジリジリと焼きつく日射しの中

ノロノロと歩き 大きなアクビ…

昨日の話では、妹を迎えに行くと言う

ところが 一ヶ月前の話では、亡くなったと

荒んだ 街並み 闇が近づけば吠える狼たち

ボロチックで 薄汚い 狭い部屋

ベーコンとパンを火で焙って食べるだけ…

空腹は、満たされない コップに水を取る 

 彼は、何故ここに居るのかが 解らない

仕事は、一週間の休みを貰っている

妹の姿がない… 母ちゃんも出掛けている…

母ちゃんが 帰ってきて お前は、今頃 何だ!

仕事ばかりして 琴音のことは、どうでも良かった

だろ? 違うよ… 何かが 噛み合わない

誰もが、妹…琴音が もう 居ない 知っていた

一週間ばかり のんびりして また仕事に戻るよ

母ちゃんも のんびりとな暮らせや 弟たちは?

元気にしてるんだ? ならいいよ

五日間、仕事を休んで これが幽霊…?

なのかは、解らないけど妹が死んだのは確かだ

咽び変える 金曜日の日射しの中シックリ来ない

まだ、アパートメントに

帰ってきたばかりだ 

シャワーを浴びながらビールさ