秀BOWZ

日々、感じたことを詩にしています。

     人生 怨み節

 九つの時、親父が死んだ

ボクの足元を のたうち回って 血を吐いた

救急車も 呼ばなかった ボクは、見つめていた 

 動かなくなるまで 命乞いをするのを見ていた

 十二の時、おふくろを 殺した

鉄パイプで頭を 思いっきり 五発殴った

頭がい骨から血しぶきが 上がって キレイ

全身の骨が 砕けてると思うぜ 

救急車を 呼ぶ必要が 無かった

 動かなくなった 血が滴る

 痙攣した身体を息絶えた

ボクは、自分の首筋にカミソリ

思いっきり カミソリで首筋を掻き切った

喉が苦しい痛みが はしる 血を吐き出した

今までの 苦しみのほうが マシな気がする 

何故か、ICUのベッドの上 声は出ない 

隣の病棟は、AIDS病棟だ

あぁ ボクは、地獄を見たのかも

ボクの思惑は、全て失敗に終わった 

その日から ボクは、殺人犯 殺人者 親殺し

殺人者は、殺人者らしく 鉄格子 刑務所の中がお似合いさ 何も無い ココで死ぬよ

朝になって 冷たくなっていたと言う…